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伊方原発:「合格」で県専門部会 「新基準世界一の根拠は」審査内容に質問・指摘相次ぐ 松山 /愛媛 毎日新聞 2015年07月23日 地方版

http://mainichi.jp/area/ehime/news/20150723ddlk38040600000c.html

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県は22日、伊方原発3号機が再稼働の条件となる原子力規制委員会の審査に合格したことを受け、有識者からなる専門部会を松山市内で開いた。原子力規制庁の職員が審査内容を報告すると、委員から質問が相次いだ。
(↓新規制基準)

http://www.jaero.or.jp/data/02topic/kisei/pdf/qa_001.pdf

 

 職員は、耐震設計で目安とする地震の揺れ(基準地震動)が最大650ガルに決まったことや、大型ポンプ車や電源車の確保など重大事故を想定した体制を整えるよう四国電力に求めたことを報告した。

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 委員の一人は、「世界で最も厳しいレベル」と規制委が説明する原発の新規制基準に関し「世界一の根拠を示して」と質問。原発事故は自然災害だけでなく人的要因でも起きるとし「安全についての目標を考える際、認知心理学社会心理学の専門家の意見を取り入れるべきでは」と指摘する声もあった。規制庁の職員は、今後開かれる部会で回答する。

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 部会は、原子炉工学や地震工学の専門家8人から構成される。四電からも聞き取りを行い、県が再稼働の可否を判断するに当たって参考にする報告書をまとめる。

再三、地震などの不安が見込まれるために
具体的な再稼働に対しての反対が示されている。
1.  地震のリスクは日本一?
2.放射能が瀬戸内海にたまり続ける
3.逃げられない
4.事故リスクが拡大するプルトニウムMOX燃料
5.    巨大噴火の危険も

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毎日新聞の火山学者アンケートに答えた50人のうち、11人が「巨大噴火のリスクを受ける原発」として伊方原発をあげています。(2013年12月22日記事)
原子力規制委員会の審査は、「火山影響審査ガイド」を基にしていますが、火山学者はこのガイドを「不十分」と批判しています。

http://www.greenpeace.org/japan/ja/news/blog/staff/5/blog/52900/