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京都)「安全」埋まらぬ溝 高浜原発の地域協議会

 

次はー高h馬原発の再稼働を目論む国と電力会社。
地元の人たちにエールを送りたい。
一たび、ことが起これば失うモノは桁違い。
それを福島の教訓としてー自立再生の道は険しくても人が生きられる環境を守りたい。

(以下抜粋)
説明が長引いている一因は「安全」という言葉をめぐり、
規制委とその他の関係者の間で認識のずれがあるからだ。
規制委は事故は起きないとの前提に立った
安全神話」に陥った過去の規制への反省から発足した。

原発の審査も「新基準に適合しているかどうかを見る審査」との位置づけで、
安全審査との呼称を避けている。

審査合格を安全性の保証としようとする現政権などの動きについて問われても、

田中俊一委員長「安全だということは申し上げません」と答えている。

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digital.asahi.com

(以下記事コピペ)

府は31日、関西電力高浜原発福井県高浜町)の30キロ圏に入る舞鶴市綾部市などの首長らも参加した4回目の「地域協議会」を開き、原子力規制庁が同原発の審査結果について改めて説明した。規制庁の説明が始まって半年が経つが、「安全性の保証」を求める地元との溝は埋まらない。

 規制庁は同原発の審査にあたった山形浩史安全規制管理官が、「新規制基準がどの程度の安全性を保証しているのか」とする地元側の質問に答えた。山形管理官は、炉心損傷の頻度を1万年に1度とするなど基準が目指した各種の数値目標を説明し、「基準を満たすことで東京電力福島第一原発のような事故の発生確率は極めて低く抑えられると判断している」と話した。

 原子力規制委員会の事務局である原子力規制庁高浜原発の審査結果について初めて府などに説明したのは3月。これで3回目の説明となるが、知事や府内の首長らは納得していない。山田啓二知事は協議会後、取材に対して「何もなかった最初の説明からすると、一定の数字など評価する材料は出てきたが、まだそういう時点かな」と話し、規制庁とのやり取りが今後も続くとの見通しを示した。

 説明が長引いている一因は「安全」という言葉をめぐり、規制委とその他の関係者の間で認識のずれがあるからだ。規制委は事故は起きないとの前提に立った「安全神話」に陥った過去の規制への反省から発足した。原発の審査も「新基準に適合しているかどうかを見る審査」との位置づけで、安全審査との呼称を避けている。審査合格を安全性の保証としようとする現政権などの動きについて問われても、田中俊一委員長は「安全だということは申し上げません」と答えている。

 一方、経済産業省資源エネルギー庁の小沢典明原子力立地・核燃料サイクル産業課長も協議会に出席し、「規制委による世界で最も厳しい規制基準に適合すると認められた原発はその判断を尊重して再稼働を進める。原発の利用には政府が責任を持って対応していく」と語り、国として高浜原発の再稼働を推し進める姿勢を強調した。

 山田知事はここまでの議論をまとめて、各市町と協議した上で、府民に市町が説明する場を開く考えを明らかにした。その後、再び国や関電による説明を再開するという。(波多野陽、河野洋人)