NHKニュース 2015年2月24日 女川記録不備
女川原子力発電所の安全対策を助言する東北電力の有識者会議が開かれ、震災の影響を調べる点検で4000件余りの記録の不備が見つかった問題について、問題意識を現場に浸透させることや、再発防止の徹底を求める意見が相次ぎました。
この会議は、震災と原発事故をきっかけに東北電力が4年前から開いていて、24日は、原子力の専門家や地元商工会の会長などの6人が出席し、女川原発2号機の震災の影響を調べる点検で4000件余りの記録の不備が見つかった問題について議論しました。
まず東北電力の海輪誠社長が「今回の問題を風化させないためのアドバイスを踏まえ、再発防止を強化したい」とあいさつしたあと、東北電力の担当者が不備の状況や原因などを説明しました。
会議はその後非公開で行われ、東北電力によりますと、出席した有識者から「経営層の問題意識を現場まで浸透させること」や「再発防止の教育を徹底すべきだ」などの意見が相次いだということです。
02月24日 17時54分
会議の座長を務める東北大学の北村正晴名誉教授は、「今回の意見を踏まえ東北電力が作る再発防止策をしっかり確認をしていきたい」と話していました。
記録不備 再発防止徹底を - NHK 東北 NEWS WEB