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GPIFの運用実績チャラ…世界株安で「年金5兆円消失」の恐れ2015年8月29日 から年金周りの酷い記事。

国民の年金が危機にさらされている。公的年金の積立金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が27日、2015年4~6月期の運用実績を発表した。6月末時点での運用資産額は過去最高の約141兆円。運用実績は2兆6489億円の黒字と堅調だった。

 ところが、この実績には最近の世界同時株安の影響は織り込まれていない。実は「5兆円」も国民の年金が“溶けた”可能性があるのだ。この日の発表では、国内株の構成割合は23.39%で、金額は約33兆円分に上る。GPIFが“基準点”にしている6月は、24日に日経平均が年初来高値の2万952円を付けたが、今月25日には1万7806円と大暴落。下落率は約15%だから、単純計算でGPIFは約5兆円も損を被ったことになる。

 厚労省の森浩太郎参事官は27日、民主党の会合で「計算上はそういった理論も成り立つ」と認めていた。日本株だけでなく、GPIFは外国株も22.32%保有しているから、マイナス額は5兆円では済まない可能性もある。

安倍政権は株価維持を図りたいのでしょうが、GPIFは国民の年金積立金が原資。リスクにさらされ、我慢しなければいけないのは国民です。日本株の構成割合の中央値は25%ですが、プラスマイナス9%の幅を持たせているので、最大で3分の1の資金をつぎ込めます。値動きが激しい株式市場に、ここまで巨額の公的資金をつぎ込むのは大問題です。もはや、資金を引き揚げることも不可能でしょう。引き揚げを示唆しただけで株価は暴落してしまいます」(経済ジャーナリストの荻原博子氏)




 28日の日経平均は、前日比561円高の1万9136円と1週間ぶりに1万9000円台に持ち直したが、まだまだ先は見通せない。安倍政権の支持率維持のための買い支えは許されない。

ここ1週間ほど世界的な同時株安が進みました。昨日今日はNYダウ日経平均は若干持ち直しているようですが、震源地である上海株は追加金融緩和策を発表したにも関わらず続落を続けています。このまま上海株の続落が止まらなければ、当然のように他国の株価も再度下がるでしょう。

そして、ここ数日の株価下落でなんと我々の年金資金が5兆円も消失していることが、昨日の国会質疑で判明しました。

山井和則議員によるツイッター

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この6日間に株は20600円から17800円に2800円、14%下がった。年金積立金の株資産は32兆円なので14%減なら、6日間で5兆円、年金積立金が減ったことになるではないか」と私。「そうなる」と塩崎大臣。株安は年金受給者を直撃。