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毎日新聞 2015年02月18日

東日本大震災:福島第1原発事故 
あいコープと東電和解 風評被害認定、
1億5000万円を賠償 /宮城

毎日新聞 2015年02月18日 地方版

みやぎ原発損害賠償弁護団は17日、東京電力福島第1原発事故の風評被害で売り上げが減少したとして、仙台市の宅配専門生協「あいコープみやぎ」が東電に損害賠償を求めた裁判外紛争解決手続き(ADR)で和解が成立したと発表した。東電が約1億5000万円を生協に支払う。弁護団によると、東電福島県外の小売業者からの賠償請求に原則応じておらず、和解は珍しいという。

 

 仲介した原子力損害賠償紛争解決センターは、生協の2011〜12年度の売り上げと直近3年間の平均売り上げを比較し減少分から算定した逸失利益の7割を風評被害と認定。放射能検査の費用を含めて賠償を認めた。

 同生協は宮城、福島など近県の生鮮食品を扱っている。代理人の小野寺宏一弁護士は「顧客は健康志向が高く、風評被害の大きさを理解してもらえた」。生協の多々良哲専務理事は「賠償を拒否された県内の小売業者は多いはず。あきらめずに専門家に相談してほしい」と話す。【伊藤直孝】

http://mainichi.jp/area/miyagi/news/20150218ddlk04040007000c.html